木質チップ生産・販売
パルプ原料用に樹脂を取除いたクリーンチップの
製造・販売・運搬まで一貫して対応いたします。
パルプ原料・バイオマス発電用燃料となる、クリーンな木質チップを
安定した生産体制でお客様に提供します。
木質チップとは?
"木質チップ"とは木材をウッドチッパーという機械で小片化したものです。製紙用・燃料用・舗装材などに使われています。
木質チップに使用する主な木材は、建築用材に適さないC材・D材と呼ばれる部材で、曲がりや割れのために製材用としては使えない原木や建築用・合板用として流通できない木材です。木1本の約50%がC材・D材ですが、チップにすることで有効な資源として生まれ変わります。
木質チップの生産工程は原木の皮むき作業とチップの粉砕から成ります。
当社では、ドラムバーカーによって原木の皮むき作業をおこないます。
チップを粉砕するウッドチッパーには切削式とハンマー式があります。当社が採用している切削式は、カンナの刃のようなもので木材を削り取ったあとで細かく粉砕するタイプで、木材の繊維を潰すことがなく質の良い木材チップを作ることができます。
木質バイオマス燃料とは?
木質バイオマス燃料とは、木材や枝葉などから作られる再生可能なエネルギー源です。化石燃料とは異なり、木質バイオマス燃料は樹木の成長過程で光合成によりCO2を吸収するため、燃焼により排出されるCO2と相殺できる「カーボンニュートラル」な燃料です。
発電で使用されるバイオマスは、製材端材や建築物解体材が主に使用されてきました。樹木の生育を促すことで伐採される間伐材の内、一般用途で利用できない未利用材は搬出や運搬のコストがかかることから森林内に放置されてしまうことがあります。未利用材を有効活用することで経済価値をもたらすほか、廃棄物量の抑制にもつながるため、積極的な活用が求められています。
当社では林業振興と森林整備の推進に寄与するため、未利用材を原料として木質チップの生産をおこなっています。
当社は以下の認定を受けています。
・合法木材供給事業者認定
・発電用に供する木質バイオマス事業者認定
木質チップができるまで Production System
木材の収集
長野県内の素材生産者から集めた原木を計量し、樹種ごと(針葉樹・広葉樹・間伐材)に選別して貯木します。サイズオーバーの長尺原木は玉切りし、太材は割ります。
破砕、皮はぎ作業
大型重機(グラップル使用の油圧ショベル)にて原木搬送機(チェーンライブデッキ)に原木を投入し、ドラムバーカーにて樹皮(バーク)を取り除きます。この工程を行うことにより、不純物(ダスト)の少ないクリーンチップの生産が実現できます。
その後チッパーにて切削作業をおこない切削チップが作られます。
選別
ロータリースクリーンにて大きさの選別をおこないます。規格よりも大きなチップは再切削します。
販売
当社で生産したクリーンチップは、パルプ工場やバイオマス発電所などで利用していただいています。自社のチップダンプ車やトレーラーでの搬送も請負っています。
導入事例 Works
製紙工場のパルプ原料用チップ
不純物(ダスト)の少ないクリーンチップを使用することで、良質なパルプ原料となります。
針葉樹・広葉樹のチップを原料とします。
針葉樹の繊維は太くて長いため、強度のある紙ができます。
広葉樹の繊維は短いため、表面が滑らかで、写真印刷などの紙に向いています。
バイオマス発電所の燃料用チップ
燃料用のチップは、小規模の熱利用から、大規模な発電利用まで幅広い層に及んでいます。不純物(ダスト)の少ないクリーンチップを使用することで、焼却灰が少なくなるので、小型ボイラーへの使用に最適です。
公園の遊歩道や子供の遊び場の木質チップ
木質チップは地面に敷くとクッションが効いて疲れないという効果があるため、公園の遊歩道や子供の遊び場、他にも競走馬のトレーニングコースなどに敷いて利用されております。
また、防虫・消臭・消毒の効果もあるため、ドッグランにも使用されています。
ご注文方法 order
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